令和4年度 安全管理優良受注者に弊社が選ばれました
9月12日 令和4年度 北陸地方整備局 安全管理優良受注者表彰式が行なわれ、令和3年度完成工事受注者(350者)の中から、安全管理優良受注者(17者)が選定され、その中に弊社が選ばれました。
北陸地方整備局では、平成元年より毎年9月の第4週を「労働災害防止週間」と定め、建設工事における労働災害の防止に取り組んでいます。
その一環として、受注者による自主的な安全衛生管理体制の整備と現場での安全対策の取り組みに対して、その安全管理が特に優良で他の模範となる
受注者を「安全管理優良受注者」として表彰し、工事関係者の更なる安全に対する意識向上を図ることを目的としています。
社内の安全管理体制、工事現場における日々の安全活動、安全教育の充実、安全管理活動の推進と安全衛生管理の向上に対する貢献等が特に顕著な受注
者を選定しています。
●辻建設株式会社
<会社としての安全管理重点事項>
①安全水準の向上
当社の安全水準の向上に資することを目的として安全衛生理念に基づき、労働安全衛生マネジメントシステムを構築し、専任の顧問〔元富山労働基準監督署長〕を迎えての指導や全社員を対象に年2回の社員研修会を開催している。
②情報共有の徹底
着手前に現場毎の施工検討会を開催して担当者との意見交換を行なうとともに施工中は月1回の店社パトロールの実施及び部門会議での状況報告、KAIZEN活動の実施・提案内容の報告等を水平展開し、社内で情報共有することで安全性・品質・生産性の向上に取り組んでいる。
③危機管理体制の構築
大地震・新型コロナ感染症等の事業継続計画(BCP)を策定し、事業活動に伴う労働災害及び事故の防止を図るとともに危機管理体制の構築、安全性・品質・生産性の向上に務めた。
<現場等における具体的な取組事例>
①R3天鳥下流砂防堰堤工事における安全管理上の課題
本工事は、堰堤上部斜面の岩盤崩落があり、除石のために重機足場となる盛土工事であったが、急速盛土による盛土崩壊や高圧線近接作業等のリスクや山間地であるためモバイル通信環境が悪い状況であった。
②課題に対して現場で行った安全対策
最上部の落石防護網に感音板を設置し、落石待受けポケットを維持しながらの盛土作業や盛土の変状調査等の日常点検を徹底するとともに、高圧線近接作業ではレーザーバリアシステムを活用して作業を行った。
また、wifi環境を整備してLINEやIP電話・カメラを活用して緊急時の連絡体制の強化を図った。
<その他工夫している点>
ICT技術を全面的に活用し、レーザースキャナーにより安全な場所からの測量やICT建機により丁張レスで施工を行ない、リスク低減、生産性の向上に努めた。